春になって膝の痛みが楽になる理由と注意点〜柔道整復師が教える5つのポイント
【冒頭】
「もうすぐ春、膝の痛みが楽になるかも」

春が近づいてくると、そんな期待を持つ方も多いのではないでしょうか。実際に、気温が上がってくると膝の痛みが軽減しやすくなります。 すでに「最近、膝の痛みが楽になってきた気がする」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。 これは気のせいではありません。冬から春への季節の変わり目には、膝の痛みが軽減しやすい明確な理由があります。 しかし、「楽になったから大丈夫」「楽になるから大丈夫」と油断するのは要注意。春だからこそ気をつけるべきポイントがあります。 今回は、春に膝の痛みが楽になる理由と、この季節に注意すべきことについて解説します。
Q1: なぜ春になると膝が楽になるのですか?
気温上昇がもたらす体への影響
皆さんの想像する通り、気温の影響が大きいと考えられます。
朝、寝て起きて活動し始める時、気温が上がってくると体が冷えにくくなります。その影響で筋肉も可動しやすくなります。
筋肉が機能しやすくなる = 体を支えやすくなる
筋肉が機能しやすくなるということは、体を支えることがしやすくなるということです。
そのため膝を含め、各部が支えられやすくなるので痛みが緩和するのではと考えられます。
血行改善の効果
また、冷えにくくなると血行もよくなります。これもさらに体を改善する中で大事なポイントです。
血行が良くなることで:
- 筋肉に栄養が届きやすくなる
- 老廃物が排出されやすくなる
- 炎症が治まりやすくなる
- 痛みの物質が流れやすくなる
まとめると
春に膝が楽になる理由:
- ✅ 気温上昇 → 体が冷えにくい
- ✅ 筋肉が可動しやすい → 体を支えやすい
- ✅ 血行が良くなる → 痛みが緩和
- ✅ 無意識の力みが減る → 筋肉のパフォーマンス向上
冬の間、無意識に体を縮こまらせて力んでいた状態から解放されることも、大きな理由の一つです。
Q2: 楽になったからといって油断していいですか?
春の陽気とともに油断は禁物
確かに気持ちは春の陽気とともに油断してしまいそうですが、注意は必要です。
特に注意が必要な人
冬の間に運動を怠っていた人は要注意です。
春になったからといって急に動きはじめると危険です。なぜなら運動不足の方は、冬の間に筋力の低下や硬くなったりで機能低下している可能性があるからです。
冬に蓄積されたダメージ
痛みが楽になっても、冬の間に膝に蓄積されたダメージは完全には回復していません。
冬の3ヶ月間で起きていたこと:
- 筋力の低下
- 筋肉の硬化
- 関節可動域の制限
- 体力の低下
これらは、暖かくなっただけでは完全には回復しません。
春こそメンテナンスの好機
むしろ、痛みが楽になっている今だからこそ、メンテナンスの絶好のチャンスです。
痛みが少ない状態で運動やケアを始めることで、夏に向けて膝の状態をさらに良くすることができます。
Q3: 春から始めるべき運動は何ですか?
春は運動を始める絶好の季節
暖かくなりはじめると体を動かしやすく、出かけやすくなりますね。運動を始めるにはいい季節だと思います。
まずは「動く習慣」から
冬にあまり動いていなかった人は、まず動く習慣をつけていきましょう。
家でできる簡単な運動:
- ラジオ体操
- 短い時間のウォーキング(5〜10分から)など
膝の痛みレベル別:おすすめ運動
【レベル1】家での運動も痛い人
座って足首の運動から始めてみましょう。
足首の運動:
- 楽な態勢で構いません
- 足首の上下運動
- 足首を回す(内回し・外回し)
- できることからで構いません
なぜ足首から?
足首がしっかりすれば、体重を乗せる土台がしっかりするので膝への負担も軽減できます。膝に痛みのある人は、まず足首からスタートしてみてください。
【レベル2】ウォーキングで痛みが出る人
まずは家の中での運動を始めてみましょう。
家でできる運動例:
- 椅子に座って太もも上げ
- 椅子に座った状態で片足ずつ太ももを上げる
- 無理のない範囲で10回×2セット
- 椅子に座ったまま膝曲げ(ハムストリング運動)
- 椅子に座ったまま、かかとを座面の方へ近づける
- 後方へ膝を曲げる動き
- 痛みの出ない範囲で10回×2セット
- 股を閉じる運動
- 椅子に座り、膝の間にクッションを挟んで内側に力を入れる
- 5秒キープ×10回
- 壁や物を持ちながら足踏み運動(立っても痛みが出ない方)
- 室内で壁や安定した物を持ちながら、その場で足踏み
- 数分でも構いませんので、こまめに行いましょう
- できる方は朝1回だけでなく、朝・昼・夕・夜など複数回行うとより効果的です
【レベル3】上記が大丈夫な人
外へ出て少しウォーキングを始めてみましょう。
ウォーキングの注意点
1. まずは短い時間から
どれだけ歩くと違和感が出てくるのかを確認しましょう。
2. 違和感が出たら即休憩
違和感が出てきた時点で休憩、または引き返すようにしましょう。
なぜなら、歩くという行為を繰り返し体重を支えているとその時間で症状が出てきているので、支えられなくなってきているからです。
3. 翌日の調子を見て再開
一旦休憩や、その日はそこまでにして、翌日、翌々日の調子で再開してください。
4. 時間を増やすのは慎重に
決して時間を増やさないようにして、症状が出なくなったら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
焦らないことが大切です。
※いずれも無理しない、悪化させない程度でやりましょう。上記の回数や負荷は一例です。人により症状が違いますので。真似してやって痛みが出た方は回数や負荷を下げましょう。それでも痛みが出る場合は一旦中断し、かかりつけの専門家にご相談ください。
Q4: 冬に痛めた膝、春にやるべきケアはありますか?
基本姿勢:焦らないこと
まずは焦らないこと。焦って何かしても結果は出ません。
症状の度合いにより対処は違ってきますが、基本の考え方をお伝えします。
基本ケア①:温めをしっかり行う
春になっても、温めをしっかり行ってください。
「暖かくなったから温めなくていい」と思うかもしれませんが、冬の間に蓄積したダメージを回復させるには、引き続き温めることが大切です。
春の温め方:
- 入浴時に湯舟にしっかり浸かる
- サポーターで保温
- 寒暖差がある日はカイロやあずきのチカラも活用
基本ケア②:痛みが出ない範囲で運動
運動できるできないにもよりますが、Q3で書いたように状態により痛みが出ない範囲でできることから行っていきましょう。
春はスタートに最適な季節
今ここで何とかしようと思った方は大丈夫。まだまだ間に合いますので焦らずゆっくりスタートしていきましょう。
症状が重い方へ
症状がかなり前から続いている方、変形の症状がある方などは、思っているより改善スピードは時間がかかります。
焦らずゆっくり継続していくようにしましょう。続けていけば必ず何かの変化は出ますので。
Q5: 春に気をつけるべき生活習慣はありますか?
春の落とし穴:「あれもこれも症候群」
特に気を付けることは、暖かくなると、あれもこれもしたくなることですね。
※「あれもこれも症候群」は私が勝手に名付けたもので、医学的な症状名ではありません😊 春になると気持ちが前向きになって、ついつい色々やりたくなってしまう状態のことです。
普段通りの生活は痛みながらもできているということでしたが、普段あまりしないことに気を付けましょう。
要注意:春の大掃除・衣替え
例えば:
- できていなかった普段しない掃除
- 片付け
- 衣替え
衣替えなどをすると思うのでそれに伴い一緒に掃除や片付けする方も増えると思います。
その際、普段と違う負荷がかかってしまうので、不安な方は一気に全部しないということを心掛けてください。
分割作業のすすめ
今日はこれ、明日はこれ、と分けて分割するようにしましょう。
一度にしてしまうと耐えられると良いのですが、負荷がかかる量が多いと痛みが悪化するきっかけになりやすいので気を付けてくださいね。
春の生活習慣チェックリスト
| やりたいこと | 注意点 |
|---|---|
| 大掃除・片付け | 1日で全部やらない、分割する |
| 衣替え | 重い荷物は無理に持たない |
| ガーデニング | 中腰の姿勢を長時間続けない |
| 散歩・ウォーキング | 急に距離を伸ばさない |
| 旅行 | 歩き過ぎに注意、休憩を多めに |
当院でのアプローチ
整体院こころでは、春の膝の痛みに対して以下のようにサポートしています。
- 冬のダメージの確認: 冬の間に蓄積した筋肉の硬さ・関節の動きをチェック
- JTA療法による施術: 関節を安定させ、春から活動しやすい体に
- 季節に合わせた運動指導: 春から始める運動プログラムを個別に提案
- 生活習慣のアドバイス: 春特有の「やりすぎ注意」をサポート
まとめ
春になって膝の痛みが楽になるのは、気温上昇による筋肉の機能改善と血行促進が理由です。
しかし、「楽になった = 完治した」ではありません。
冬の間に蓄積したダメージはまだ残っており、油断すると再び悪化する可能性があります。
春だからこそできること:
- ✅ 痛みが少ない今、メンテナンスを始める
- ✅ 温めを継続しながら、少しずつ運動を開始
- ✅ 足首から始めて、段階的にウォーキングへ
- ✅ 「あれもこれも」をやらず、分割して作業する
焦らず、ゆっくり、継続すること。春はそのスタートに最適な季節です。
膝の痛みでお悩みの方、春から膝のケアを始めたい方は、お気軽に整体院こころにご相談ください。
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膝の痛みでお悩みの方は、お気軽に整体院こころにご相談ください。
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