膝に水がたまる理由とは?よくある4つの疑問に整体師が答えます

「膝に水がたまっている」と整形外科で言われて、不安になっていませんか?
当院には「水を抜いても、またすぐにたまってしまう」「水を抜くとクセになると聞いた」「どうすれば水がたまらなくなるのか」といった悩みを抱えた方が多く来院されます。
この記事では、10万人以上の施術を行ってきた経験から、膝に水がたまる理由と、患者さんからよく聞かれる4つの疑問にお答えします。

先日も新規の60代の女性患者様のカウンセリングの時に病院へ行って水を抜きを数回繰り返しているが、結果同じ繰り返して本当にこれでいいのか?不安になってきたとご相談受けました。
その時に「水がなぜたまるのか?なぜ抜くのか?」とお聞きすると、「まったくわからない」とおっしゃっていました。同じように疑問を持っている方も多いと思いますので、この記事でお答えします。

Q1. なんで膝に水がたまるんですか?

関節内に炎症が起きるのが主な原因の1つです。
体重や日常動作による負荷が膝にかかり、それを筋肉で支えきれなくなると、関節内に直接負担がかかってしまいます。その結果、関節内で炎症が起こります。
実は、膝の関節内にはもともと少量の水(関節液)があります。これは関節をスムーズに動かすために必要なものです。

膝に水がたまる

しかし、関節内に炎症が起きると、例えるなら「火事」になっている状態です。体はそれを鎮火させようとして、一時的に水の量を増やすのです。そうして炎症を抑えようとしています。
これが、一般的に「水がたまった」と言われる状態です。

Q2. 水を抜くとクセになるって本当ですか?

「水を抜くとクセになる」というのは、正しくありません。
正確には、炎症という原因が解決されていないから繰り返しているのです。
関節内に炎症が起きて水が増える → それを抜く → 脳が「水が少なくなった、もっと出さなきゃ」と判断する → また水が増える、というサイクルになります。
水を抜くこと自体が問題なのではなく、炎症という根本原因が取り除かれない限り、繰り返し同じことが起こってしまうのです。
ですから、「クセにならないようにする」のではなく、「炎症を改善していく」ことがポイントになります。
実際に当院に来られた患者様には、まず「なぜ炎症が起こっているのか」「どういう動作で負荷がかかっているのか」をしっかり説明し、ご理解いただいた上で施術を進めます。それを改善することにより徐々に変化が出て、3ヶ月ほどで水もたまらず、反対の膝と同じようになりました。もちろん炎症が起きないようになったので痛みも軽減されています。

Q3. 水がたまると必ず抜かないといけないですか?

そんなことはありません。
一時的に水の量が増えているだけですので、炎症という原因が改善されれば、水の量は増えることがなくなります。
そうすると、元の量に戻り、増えた分の水は体の中へ少しずつ吸収されていきます。
ただし、水がたまりすぎて膝が曲がらない、痛みが強いといった場合は、整形外科で抜くことも選択肢の1つです。大切なのは、抜いた後に「なぜ水がたまったのか」という原因にアプローチすることです。

Q4. 動かしても痛くないのですが、腫れて水がたまっている感じがします

熱感(触ると熱い感じ)がなければ、関節内での炎症は起きていないと考えられます。
この場合、関節内の水が流れにくくなっている可能性があります。
もし温めても痛みが出ないようであれば、温めて血行を良くしてあげることも選択肢の1つです。ただし、痛みや熱感が出た場合はすぐに中止してください。
ご自身で判断が難しい場合は、専門家に相談することをおすすめします。

当院でのアプローチ

整体院こころでは、膝に水がたまる原因である「炎症」に対して、以下のようなアプローチを行っています。

JTA療法:関節を正しい位置に整えることで、関節内の負担を減らします
ソマニクス:筋肉の緊張をゆるめ、関節への負荷を軽減します
関節トレーニング:膝を支える筋肉を強化し、再発を防ぎます

これらの施術により、膝への負担を減らし、炎症が起きにくい状態を目指します。

まとめ
私が今まで診てきて思うことは、まずは初期症状を見逃さないことです。なんか膝に違和感あるや痛い。これぐらい大丈夫だろう、様子見よう。と思うことが多いと思います。これが長く続けば症状が悪化していきます。そうすれば違和感や痛みが増していき、腫れたり、水がたまったり、熱感を伴うことになります
膝に水がたまるのは、関節内に炎症が起きているサインです。
水を抜くこと自体は悪いことではありませんが、大切なのは「なぜ炎症が起きているのか」という原因にアプローチすることです。
当院では、膝痛専門の施術として、炎症の原因となる関節や筋肉の問題を改善していきます。
「水を抜いてもまたたまる」「手術は避けたい」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

【詳しくはこちら】 → 整体院こころ|膝の痛み専門ページ

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